カウンセリングノート

嘔吐恐怖症のカウンセリングに行ってきました。

嘔吐恐怖症のカウンセリングに行ってきた。4(終)

読んでいただきありがとうございます。

このブログは、私が嘔吐恐怖症のカウンセリングを受けた経験を、ほとんど包み隠さず記していくものです。

嘔吐恐怖症の方には、苦手な描写があるかもしれませんので、自己責任で読んでください。もちろん自分も苦手なので、そこまで直接的描写はないと思いますし、文章しか載せませんので、その点はご安心いただければと。



では最後の4回目です。

そういえば2回目、3回目、4回目ともに、前回の復習から入りました。

映像とかを見た次の回は、前回怖がってたやつをもう一度数回見させられます。そこでまたぶり返す人もいるらしい。私はまあ、多少嫌だって思いはしたのですが、最初に見たときほど怖くはなかったです。

で、4回目でやったことは、「実際に嘔吐物を処理する」。

もちろん本物なんてありませんのでw、心理士さんが作ってきてくれたものです。パッと見た目は多分リゾットとかに何かで着色してお酢入れたのかなぁって感じ。

これは多分怖い人は、部屋から出て行きたくなるくらいかなって思います。

実際動けなくなる人も多いらしい。

用意されたトイレットペーパーやらティッシュやらでゴミ袋にいれていくという作業なんですが

まあ、なんというか、割とスムーズに出来ました。淡々と。特に何も思わなかった……

あまりに私がサッサとやるので、ミキサーの中に余ってたやつをトイレに持って行ってイン。そこの掃除の方がよりリアルで嫌な感じがしたかなぁ。

でもそれもまあ……うん、って感じでした……

すごく緊張してたんですけど………すごく……………

で、全部のまとめをして終了となる。

ちなみに電話で予約したのが10月終わり頃、カウンセリング4回目で終了したのが12月の中頃でした。毎週コンスタントに予約が取れればもう2週間くらいは早く終わったのかもしれないんですけど、歯医者さんみたいにコンスタントには予約取れませんね。心理士さんによるのかもしれないけど。なので、「ここまでに治したい」という期限がある人はよく考えて予約を取った方がいいかと思います。ちなみにホームページ上では全4回で終了としか書いてないです。「総合◯時間」をどう振り分けるかは人それぞれなので、4回で終わらない人ももちろんいます。私はこの辺勘違いしていて、一ヶ月あれば治るんだなぁと思っていたところでした。




行く前は本当に全部のことに対して緊張していました。

もしかしたら、やった時は大丈夫かもしれないけど、夜とか思い出して眠れないんじゃないかとか。

実際やってみると、そこでやったことすべてが自分にとっては全然平気だったことでした。

映像見るのも、掃除するのも。

ただ、それは現実のものではないから、絶対に自分には感染しないと確信してるから出来たことなのかもしれない。

ただやっぱり慣れって大事で、その辺りから慣らしていけば、きっといつかそのシーンがやってきた時、治療をする前よりも冷静になれると思うんです。

そのためのもの。

完全にこれで治った!!ってことは無いものだと私は思います。もちろんそう感じる人もいるだろうしそれならそれが一番いいけど。

ただまあ、嘔吐恐怖症でないにしても、気持ち悪いのも吐くのも、嘔吐物を見るのだって、誰でも嫌なものですからね。

私としては最低限、吐けるようになりたい……というところからスタートしたのですが、それがどうなってるかはわかりません。実際のところ。だって吐くほど具合悪くなることって健康に過ごしてれば滅多にないと思うんですよ。だからわからない。

私の場合は家族もとても健康体だし、祖父母はもう全員他界していて、親族で入院しているような人もおらず

試してみることが出来ません。

ていうか最初から、別に日常生活に支障はなかったんです。今後の人生について考えたら、治療しといて損はないなと思ったから行っただけで。

だからこんな結果でもいいと思ってます。

なんかつまんないオチなんですけども。



はっきり言えるのは、

確実にスッキリ治るものではない

ということ。

ちょっと負担を減らせればいいなーくらいの気持ちで、過度に期待せずに挑める状況であればやってみてもいいんじゃないでしょうか。

ただやっぱりお金も時間もかかることですし、絶対治るならやりたい!っていう人にはオススメできません。

そもそもそういうもんじゃないし。もし治ったにしても、治った!って実感はゼロだと思います。

私の場合は、やってみたら意外と平気だった。でも、やってみなきゃわからないことだった。だから有意義だった。と思っています。やってみることが大事かなとは思いますが、YouTubeにあるからって自宅で一人でやるのは危険だと思います。自分でやると手加減したり、また過剰にやりすぎたりするだろうし、万が一パニックになった時に頼れるものがない状況は、恐怖症を強めると思うので。


これを読んだ嘔吐恐怖症の方の参考になれば幸いです。少しでも症状を軽くして、生きやすくすると、きっと今より人生が楽しくなると思います。

頑張ってください、頑張りましょう。私もまだまだ怖いけれど戦っていきたいと思っています。

ありがとうございました。